事故のトラウマがあり運転ができない
*回答
記憶というものは、必ず感情とセットで記憶されております。
感情というよりは、「場面」と「感情」が揃うと「記憶」になるのです。
なので、もうお分かりのように、車=事故=怖いという思考回路を持ってして、記憶として定着しております。
そのセットを壊し、生命にとって重要ではない別の場面と、その感情を結びつければ、だんだんどうでもよくなっていき、怖いという感情も消えます。
さて、ではどうしたら良いのかというと、
1日5分程度、一番気にかかっている事故のことを思い出しながら、自分の顔の前に指を立て、それを横にゆっくりと揺らし続けます。
これは、過去の記憶と、今の感情を合わせて記憶できるものです。普段の平常心の状態と、昔の記憶がかさね合わさると昔の記憶も平常心で居られるようになります。
こうして目の前で指を動かし、その動きを目で追います。
よく、催眠術のイメージとして、目の前で5円玉をぶらぶらさせるのを思い出しますが、あれと同じ感じです。
視神系と海馬は隣接しているので、目を横揺れさせると海馬にも影響があり、間違って記憶してしまいます。
この「間違い」を利用して、過去の場面と今の感情を合わせて記憶していただきます。
そうすると過去の場面を思い出した時に、恐怖の感情が呼び上がらず、今の平常心を呼び起こせます。
これは僕が開発したのではなく、EMDRと言うもので、トラウマの1つの治療法であります。
毎日寝る前に2〜5分ほど、行っていただければ、日に日にトラウマがどうでもよくなっていき、消えます。
ちなみに、このEMDRを応用して恋愛に使っても、対面できる場合なら大変効果的です。指を使わずに、相手に気づかれずに相手の眼球を振動させるテクニックがあり、これを何度か日を分けて繰り返し、惚れさせたりすることができます。
また、脱洗脳の仕事でも、結構がっつり洗脳されている方にはこのような非言語アプローチが有効なので、使うことがあります。
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